3Dプリントで作る小物入れ -ファジー表面仕上げで、やさしい質感に

作品紹介とアイデア集

はじめに

以前ご紹介したスパイラル形状の小物入れに続いて、

今回は同じ形状を「ファジー表面(Fuzzy Skin)」で仕上げてみました

3Dプリントは形状だけでなく、

スライサー設定ひとつで“触感”や“雰囲気”まで変えられるのが面白いところです。

今回はその中でも特に手軽で効果が大きい、ファジー表面を使っています。


ファジー表面とは?

ファジー表面(Fuzzy Skin)は、

スライサーソフトの設定で外壁に微細な凹凸をランダムに付ける機能です。

  • 表面が少しザラっとした質感になる

  • 指紋や細かな積層ラインが目立ちにくい

  • 後処理なしでも“完成品感”が出やすい

今回のような小物入れ・インテリア用途との相性はとても良いです。


デザインのポイント

今回の小物入れは、形状自体はシンプルな丸型。

そこにファジー表面を加えることで、次のような印象になりました。

  • スパイラルとは違う、柔らかく落ち着いた表情

  • 光の当たり方で表情が変わる、マット寄りの質感

  • 触ったときに「ひんやり+ざらっと」した独特の感触

シンプルな形だからこそ、

表面処理の違いがデザインとして成立しています。


大理石風PETGとの相性

今回もフィラメントには大理石風PETGを使用しています。

  • 白ベースに細かな粒子が入った見た目

  • プラスチック感が抑えられ、インテリアになじみやすい

  • PETGなので、強度と扱いやすさのバランスも良好

ファジー表面にすることで、

大理石風フィラメントの「石っぽさ」「素材感」がより強調されました。

ファジー 3d print


実際に使ってみて

鍵やイヤホン、アクセサリーなどを入れて使っていますが、

  • 中身が見やすい

  • 机の上に置いても生活感が出にくい

  • そのまま置いても“見せる収納”になる

という点で、かなり満足度が高い仕上がりです。


スライサー設定の話(簡単に)

細かい数値は省きますが、ポイントは以下だけです。

  • 外壁にファジー表面を有効化

  • 凹凸は「弱め」設定(やりすぎない)

  • 底面や内側には適用しない

これだけで、

普段とほぼ同じ印刷難易度で印象が大きく変わるのが魅力です。

以前のブログ ファジー表面仕上げ 設定

設定を変えると見た目の仕上がり(粗さ)が大きく変わります。

ファジー 粗めファジー 3d printSpiral case --- PETG


使用した材料・機材について

● フィラメント

大理石風PETGを使用しています。

白系インテリアやナチュラルな部屋との相性がとても良いです。

PETGフィラメント1.75mm,【TINMORRY】300mm/s 高速 PETG 3Dプリンター用フィラメント 1.75mm 1Kg マーブルホワイト

PETGフィラメント1.75mm,【TINMORRY】300mm/s 高速 PETG 3Dプリンター用フィラメント 1.75mm 1Kg マーブルホワイト


● 3Dプリンタ

今回の造形には、普段使っているFDM方式の3Dプリンタを使用しました。

PETGでも安定して出力でき、ファジー表面も問題なく再現できています。

Anycubic Kobra S1 3Dプリンター 600mm/s高速印刷 Anycubic Kobra S1 3Dプリンター 600mm/s高速印刷

 


まとめ

同じ形状でも、

  • スパイラル → デザイン性・造形感

  • ファジー表面 → 質感・落ち着き・完成品感

と、表面処理だけで印象が大きく変わることを改めて実感しました。

3Dプリントは

「形を作る」だけでなく

「どう仕上げるか」を考えると、

ぐっと楽しくなります。

次は、

  • 色違い

  • サイズ違い

  • 花瓶やプランターへの応用

にも挑戦してみたいと思います。

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